金庫破りを撃退!
警報器の種類と特長



金庫用に作られた警報器には「外付け警報器」「据え置き型警報器」「内蔵型警報器」の3種類があります。
それぞれどんな特長があり、何を基準にして選べばいいのか、今回は金庫に備え付けるタイプの警報器について解説します。


金庫警報器の役割

金庫警報器の役割は本来、金庫の無理なこじ開けや持ち去りの際に、警報音を鳴らし、泥棒を威嚇して撃退することにあります。泥棒は盗みの現場で大きな音が鳴るのを嫌います。
金庫警報器の主たる役割は、泥棒をつかまえることより、驚いて盗みを諦めさせることにあるわけです。集合住宅であれば周辺の人たちに異常を知らせることもできます。


金庫警報器の種類と特長

金庫警報器は設置する場所によって以下のような種類に分けられます。

1.外付け警報器
金庫の上部、裏側、底部など、金庫の外枠に取り付けるタイプの警報器です。こじ開けや持ち去りの際に、衝撃や振動を察知してアラームを発します。警報音はほとんどが90dB以上の大きなものです。(犬の大きな鳴き声、工場の騒音などと同等レベル)
弱点は外に取り付けてあるために、破壊されたり断線されて無効化される恐れがあることです。破壊や断線行為を感知して警告音を発する製品もあります。安いものでは1万円前後から購入できるでしょう。

2.据え置き型警報器
本体内に設置するタイプの警報器です。衝撃や振動、傾きなどに対して反応するのは外付け型と同じです。マグネットで庫内に固定できるものもあります。庫内なのでコンセントから電源を取ることはなく、電池で動作します。そのため電池切れには注意が必要です。扉を閉めた状態でも十分な音量でアラームが鳴るよう設計してあります。

3.内蔵型警報器
金庫の機能のひとつとして最初から内蔵されている警報器です。オプションで取り付けられることもあります。金庫をロックした状態だと不審者が触ることができないのは据置型と同じです。ただ、こちらは扉のパネルの中などに内蔵されているため、金庫内が狭くなるようなことはありません。


万全ではないが、きわめて有効な対策

警報器が備わっていれば金庫が盗まれることが100%なくなるかと言うとそんなことはありません。それでも強烈な音を放つ警報器を設置することで、防犯効果が通常の何倍も増すことは確かです。金庫を購入するなら保険だと思って、警報器の購入も検討するべきでしょう。

また、最近では警告音を発する機能に加え、警報器が作動すると、同時に手持ちのスマートフォンやパソコンに通知が来るタイプの製品も登場しています。あるいは通常の回線で指定の電話番号に電話をかけられるものもあり、警備員室やセキュリティーサービス会社に自動的に通報を行うことも可能です。

これらをうまく使えば、威嚇だけではなく、不審者を追い詰めることや、逮捕につなげられる可能性も出てくるでしょう。また、外出や旅行中の防犯にも役立つはずです。金庫警報器の性能が向上すれば、今後もっとセキュリティー性が増していくことが期待できそうです。

エーコーオリジナル製品として、金庫専用「防犯アラーム装置」を販売しております。アラームをお探しの方は検討材料にしてみてはいかがでしょうか。