金庫の暗証番号を忘れた!
どうすればいいの?



金庫のロックシステムには、暗証番号を登録し、入力して解錠するタイプのものが存在します。
代表的なのはテンキー式で、1~10桁程度の1種類の暗証番号を設定できるのが一般的です。最近ではタッチパネルでナンバーにタッチして作動させる金庫もあり、これも暗証番号を入力することに変わりはありません。これらの金庫は鍵を必要としないため、鍵をなくしたり、合鍵を作られてしまうといった危険性はありません。

しかし、暗証番号がどうしても思い出せなくなった場合には致命的な事態に陥ります。自分で解錠する手立てが全くなくなってしまうのです。
今回は金庫の暗証番号について解説します。


暗証番号を忘れてしまったらどうすればいい?

金庫の暗証番号を忘れてしまって、どうしても思い出せなくなったらどのようにして金庫の扉を開けばいいのでしょう?
その場合は弊社にお問合せをするか、扉を開いてくれる業者に依頼するのが残された手段となります。たとえ暗証番号がわからなくなっても、絶対に金庫が開けられなくなるということはありません。
ただし、金庫を開けたい時は収納しているものを取り出したい時でもあるはずです。急を要する時に業者に電話し、現場に来てもらい、解錠作業が進むのを見守るのは大変な時間のロスと感じることでしょう。暗証番号は、忘れないようにするのが最善であることは言うまでもありません。


暗証番号を忘れないためにすべきこと

暗証番号を忘れないようにするためには、忘れにくい番号、あるいはたとえ忘れても思い出す手立てがある番号を設定することが基本です。
思い出せるようにする有効な方法のひとつは、単純ですがメモを残しておくことです。暗証番号が第三者に知られないよう念を入れるなら、そのメモの数字は自分にしか分からない記号や暗号に置き換えておくべきでしょう。

例えば、暗証番号を「1.2.3.4.」とするなら、メモには「A.B.C.D」と書くようにするといったことです。
メモ自体はどこかに隠すか、肌身離さないよう財布などに入れておきます。あるいはパソコンや携帯電話にテキストとして入力しておく人も多いようです。 携帯電話のアドレス帳に架空の人物の名前を入力し、架空の電話番号を暗証番号にするという方法もあります。

また、パソコンやスマートフォンには、暗証番号を安全にメモしておくためのソフトやアプリも存在します。
さらには、電話のキーパッドを押す順番を図形としてメモしておくという方法もあります。単純な例としては、「7183946」という暗証番号は「M-」とメモして思い出せるようにしておくといったやり方です(テンキーの数字の並びを眺めればその意味はわかります)。


記憶に頼るなら推測されづらい意味ある数字に

もしもメモを使用せず、頭の中の記憶のみに頼るのであれば、意味のある数字の組み合わせを考えるのが有効です。
ただし、よく言われるように、自分の生年月日や電話番号、部屋番号など第三者に悟られやすいものは避けなくてはなりません。自分にとっては分かりやすく、なおかつ周囲が気づかないような番号が理想的です。例えば、好きなアーティストの生年月日、初恋の相手の電話番号、応援しているチームが優勝した年月日などであれば他人に推測される確率はぐっと低くなるはずです。数字を忘れた場合でも、調べれば分かる暗証番号にするのがポイントです。


暗証番号を管理して金庫を便利に利用しよう

鍵はなくすと大変なトラブルに繋がってしまう可能性があります。その点、暗証番号を使用するテンキー式は、忘れた時に思い出すための工夫さえしっかりとしておけば、むしろトラブルが起きることは稀なロックシステムと言えます。暗証番号の管理を徹底して、上手に利用するよう心がけてください。